2023年の各球団の年棒更改は終了。
それでは早速、2023年プロ野球球団のチーム年棒総額をみてみましょう。
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阪神タイガース大量リストラは避けられない~2017シーズンに向けて
プロ野球2016シーズンももう終盤。セ・リーグは広島カープが2016/9/10に25年ぶりの優勝を決める中、我が麗しの阪神タイガースはBクラスがほぼ確定的で、最下位も十分ありえる状況です。
そこでふと疑問に思いました。例年、どのくらいの選手がリストラされるのか?また、チーム成績との関係はどうなのか?
チームが上位でシリーズを終えれば主力選手はまず安泰でしょうが、下位に低迷すれば主力・若手問わずリストラの嵐が吹き荒れるイメージですよね。
この投稿では、2000年以降の阪神タイガースを例として、チーム成績とリストラ状況について調査しました。
2000年以降のリストラ状況(残留割合)
まず、2000~2016年の17シーズンについて、阪神タイガースのリストラ状況を確認します。
リストラ状況については「残留割合」をみました。これはシーズン開幕当初の支配下登録選手のうち、前年度支配下登録選手の割合を、選手数ベース、年棒ベースでそれぞれ出したものになっています。100%を超えることはなく、この値が小さいほどリストラの程度が大きかったとみなすことができます。前年度順位も併せて見てみます。
精密機械、鳥谷敬~2016シーズンを占う
只今、プロ野球は2016年シリーズ、交流戦が開幕したところです。
我が麗しの阪神タイガースは若手主体のチームで健闘は見せているものの、5位(2016年6月13日現在)に低迷しています。このチーム低迷の一因と考えられるのが鳥谷敬選手。金本監督からも2016年開幕当初からキーマンに挙げられ、セ・リーグ野手最高の4億円の年棒を稼ぎ出すこの男の活躍なくして、後半戦のチームの浮上もありえないでしょう。ところでこの鳥谷選手には「精密機械」という異名があります。その由来は、正確無比な守備力と毎年100に迫る四球を叩き出す選球眼(2013年は104個!)、そして毎年なんやかんやで.280前後に落ち着く打率からでしょう。
この投稿では鳥谷選手の打率に注目して、2016年交流戦以降の鳥谷選手の活躍について占ってみたいと思います。
出典:阪神タイガース公式サイト
2016プロ野球 全球団年棒総額~阪神が熱い
プロ野球2016シーズンが開幕しました。この投稿では2016プロ野球各球団の年俸総額を見てみます。その際「ジニ係数」という集中度合いを示す値も併せてみていきます。
2016プロ野球各球団の年棒総額
プロ野球 セイバーメトリクスでみた最強ピッチャー[BABIP:2015セ・リーグ編]
この投稿ではセイバーメトリクスで用いられる『BABIP』という指標について紹介し、2015セ・リーグの投手成績をもと以下についてコメントしたいと思います。
・BABIPの観点から優れた投手は?
・守備力の良い/悪いチームは?
・守りやすい/にくい球場は?
BABIPとは?
[Batting Average on Balls In Play]の略で、『バビップ』と読みます。次の式で計算します
BABIP=(安打数-本塁打数)/(打数-本塁打数-三振数)
※分母に犠飛を足す定義もあり
要はボールインプレーとなったときに、ヒットになる確率ということです。本塁打、三振が分母から引かれているのは、ボールインプレーの状況を想定しています。
wikipediaにはBABIPについて以下のとおりの記述があります。
長期間でのBABIPの数値は投手のタイプに関わらずほぼ差がないことが証明されており、平均値(年代によって差はあるが、約.300前後を推移)を大きく外れた場合は運や味方野手の守備力が作用していると考えられる。
BABIPに関する要素の内訳は運が44%、投球能力が28%、守備力が17%、球場が11%
この投稿では、2015年セ・リーグの投手成績を元に、BABIPの観点から投球能力が優れていた、あるいは、運が良かった選手を調べてみたいと思います。
BABIP算出結果
2015セ・リーグ投手成績をもとに、BABIPを計算してみました(規定投球回数に達した選手が対象。DeNAの選手は誰も該当せず)。
阪神タイガース関本賢太郎と吉川ひなのの意外な関係
2015年10月4日、阪神タイガース関本賢太郎選手は19年間の選手生活を終えました。
この投稿では、関本選手と吉川ひなのさんとの意外な関係を紹介する中で、彼の知られざる強いメンタル、ぶれないハートについてお伝えしたいと思います(もう引退しているのですが、この投稿では『関本選手』の呼称で通します)。
プロ野球 年棒のチーム内格差とチーム成績の意外な関係
只今、2015クライマックスシリーズの真っ只中です。今回はプロ野球12球団の『年棒のチーム内格差』とチーム成績との関係性について考えてみようと思います。
『ジニ係数』とは?
『年棒のチーム内格差』を測る尺度として『ジニ係数』を用います。『ジニ係数』は0~1までの値をとり、年棒が全選手に対して均等に割り当てられているとき”0″となり、逆に1人の選手に集中しているとき”1″となります。
国家の所得分配の不平等さを測る際に用いられ、社会騒乱多発の警戒ラインは0.4超といわれています。ちなみに2011年の日本のジニ係数は”0.554″です(目立った騒乱は多発してないですね)。
詳しくは以下のアドレスを参照ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%8B%E4%BF%82%E6%95%B0
プロ野球全12球団のジニ係数
まず、2015年の全12球団についてジニ係数を算出してみました。
この結果から、以下の内容を読み取ることができます。
2015年阪神タイガース 得失点差マイナスでも優勝!?
2015年の阪神タイガースはすごく不思議なチーム
2015年10月7日、広島カープの最終戦敗退により、阪神タイガースは2015クライマックスシリーズへの進出が決まりました。最終的にクライマックスシリーズでジャイアンツにジャイアンツに敗れたわけですが、振り返ってみて2015年のタイガースは、すごく不思議なチームでした。下表のセ・リーグ順位表と得失点をご覧下さい。
阪神は得失点差が「-85点」と失点が得点を大きく上回っているにも関わらず、3位でシリーズを終えました(得失点差がマイナスであるにも関わらず、首位に立っていた時期もありました)。
このことから、2015年の阪神は効率よく得点を勝ちに結びつけた、表現を変えれば「接戦に強いが、大敗が多いチーム」であったとイメージされます。