2020年プロ野球チーム年棒総額~そこまでやるか ソフトバンク、60億円超え!!

2020年1月28日現在、各球団の年棒更改は概ね終了。
それでは早速、2020年プロ野球球団の年棒総額をみてみましょう。

2020年プロ野球各球団の年棒総額(2020年1月28日暫定)

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ソフトバンクがチーム年棒総額65.4億円でダントツトップ(5年連続チーム年棒一位)。チーム全体で昨年比で9.4億円の上昇。
今年もチーム年棒総額1位はソフトバンク。
バレンティン(5.0億)、ムーア(3.0億)の外国人補強が目立ちます。
この2人含め、年棒2億超えの選手が12人います。そりゃ強いわ。

中村(2.4億)、内川(2.48億)、今宮(2.9億)、千賀(3.0億)、デスパイネ(4.0億)、バンデンハーク(4.0億)、松田(4.5億)、森(4.6億)、サファテ(5.0億)、柳田(5.7億)

2位巨人は前年比8.0億円減でチーム年棒総額43.9億円
阿部(1.6億)、ビヤヌエバ(2.2億)、ゲレーロ(4.0億)、マシソン(3.5億)などの解雇により、昨年比で8.0億円減(カッコ内は2019年年棒)。
ちなみに菅野智之は6.5億で球界トップ。

なお、3位の楽天は34.6億円。2020年シーズン・チーム年棒総額はソフトバンクが突出して高いことが分かります。

年棒総額最下位はロッテで約24.7億。
ちなみにソフトバンクの野手陣のみor投手陣のみよりもお安くなっています。

ここで突然ですが各球団の「ジニ係数」についてみてみましょう。

『ジニ係数』とは?

『ジニ係数』とは『年棒のチーム内格差』を測る尺度で0~1までの値をとります。大きいほど一部の選手に年棒が集中していることになります。たとえば年棒が全選手に対して均等に割り当てられているとき”0″となり、逆に1人の選手に集中しているとき”1″となります。
国家の所得分配の不平等さを測る際に用いられ、社会騒乱多発の警戒ラインは0.4超といわれています。ちなみに2011年の日本のジニ係数は”0.554″です(目立った騒乱は多発してないですね)。

詳しくは以下を参照ください。
wikipedia ジニ係数

2020プロ野球各球団の年棒のジニ係数

では、実際に2020プロ野球の各チームのジニ係数を算出した結果はこちらです。

上の結果から、ジニ係数は巨人、ソフトバンクの順に1,2位となっています。チーム全体としての年棒が高額であると、年棒のチーム内格差は広がりがち(ジニ係数は高水準)で、逆にチーム全体としての年棒が低額であると、年棒のチーム内格差は狭まりがち(ジニ係数は低水準)であることが分かります。

ここで阪神タイガースのここ数年のジニ係数の推移に着目してみます。

阪神タイガースのジニ係数の推移

阪神タイガースの1999年~2019年にかけてのジニ係数とチーム成績の関係性を見てみます。

一見すると「ジニ係数が高いほど成績が良い」という関係性がみられます。
しかし、ジニ係数が0.65を超えたあたりから、やや成績が頭打ちとなり、むしろ悪化するような傾向が見えます。例えば直近10年で勝率5割を切った年度は、09,11,12,15,16,そして18年の6年度です。これらの年は2016年を除き、いずれもジニ係数が0.65を超える高水準となっています。また、これらの年度は年棒総額自体は前後の年度と比較して低くありません(むしろ高水準です)。

このことから、チーム内年棒格差が広がり過ぎる(ジニ係数が高すぎる)と成績が低迷する傾向がみられます。阪神のジニ係数の適正水準(※成績が最も良くなる水準)は0.6~0.65と考えられます。

ちなみに2019年のジニ係数は「0.636」と適正水準だったため、勝率5割超えの3位に滑り込みました。

まとめ

先に示したとおり、2020年の阪神のジニ係数は「0.606」です。鳥谷、メッセンジャーといった高額年棒選手が退団したので、前年からみてジニ係数は低下しました。これは前年に引き続き適正水準「0.6~0.65」に収まっています。よってこの数値からは2020年阪神タイガースの見通しは、明るいでしょう。

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