公立中高一貫校 と私立中学の選択~親の本音

この投稿では、我が子の進学先として公立中高一貫校と私立中学のいずれが良さそうか、を検討する際のいくつかのポイントをまとめました。
後半はお役立ち情報と豆知識です。

かなり主観的な意見になっていますが、この数年、子供と公立中高一貫校、私立の対策を立てる中で感じた、偽らざる親の本音です。

大学進学実績と費用で考える

受験対策の通塾代、進学後の学費が問題なく用意でき、かつ、大学進学実績を重視するなら、迷わず私立を受験したほうがいい。
公立中高一貫校の進学実績が高くなってきているとはいっても、入学後学年でちょうど真ん中くらいの学力でMARCHが危ういくらいのイメージ。
私立の最難関校・難関校と括られる学校のレベルには程遠い。

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なお、大学進学実績の観点からは、中堅ランク以下の私立中学に通わせる必要はなし。

実は中堅ランクの私立中高一貫校で、難関大学の進学実績を上げているのは、高校から入ってくる生徒ばかりというケースはよくある話。
言葉は悪いですが、中学から入っても「お得意さん」として高い学費をむしりとられるだけ。

ただし、学費を問題なく用意でき、かつ、地元の公立に行きたくない強い理由があるのなら、この限りではない。

準備期間・時間で考える

公立中高一貫校の問題は、対策が立てづらく一発勝負の様相が強い。
ただし、何の対策も立てずに受検してもほぼ無理
(中高一貫校の入試は適性検査という位置づけなので、受験ではなく受検と表記します)

一方、私立受験は、比較的勉強時間が成果として現れやすい。

私立受験を目指すなら、その他の活動はセーブすべき。
公立中高一貫校受検なら、セーブの必要なし。

「潰し」が効くか、で考える

私立受験対策をしていて、試しに公立中高一貫校を受けてみる、は十分通用する。
しかし、逆パターンの公立中高一貫校クラスに通っていて、試しに私立難関校も受験してみるは、まず無理

以降は、お役立ち情報と豆知識。

家庭学習で公立中高一貫校対策

公立中高一貫校受検対策は、6年生の夏からでいい。
受かる子は受かるし、残念ながらダメな子はダメ。

ただし、5年から小学校の先生に公立中高一貫校を受検する予定である旨伝え、先生と良好な関係を築いておくべき
通知表の成績が直接、受検当日のテストとは別枠の得点として加味される。

中高一貫校対策は、作文の練習と、過去問、中高一貫校の模試を受ける、で十分。
あと、学校の説明会にも行っておくべき。

各塾の公立中高一貫校クラスの講師陣は、言葉悪いけど「二軍」

塾の経営サイド目線で、しっかり対策立てても成果が現れにくい公立中高一貫校クラスに優秀な講師陣を配備する訳ない。
優秀な講師は私立クラス、言葉悪いけど公立中高一貫校クラスは「二軍」の講師陣