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国立社会保障人口問題研究所の将来人口予測を答え合わせ

国立社会保障人口問題研究所が2015年に発表した予測によると、2040年には約7割の市区町村の人口が20%以上下落となる見込みです(2015年人口対比)。

でも、この予想当たるの?

この投稿では、2000年当時に発表された市区町村別の人口予測値が10年後の2015年の人口をどのくらい当てることができたのか、答え合わせしたいと思います。

東京都で答え合わせ

まずは東京都で、2000年時点の将来人口予測値と実績値を比較してみましょう。

あまり当たってませんね。

縦軸は千人単位なんですが、2000年時点の東京都の人口は1,206万人で、2015年の人口として1,243万人と3%程度の増加を予測していたのですが、実際には1,352万人と12%の大幅増加でした。

さらに、国立社会保障人口問題研究所は5年おきに将来人口予測値を更新しているので2000年から2015年までの4時点の将来人口予測値を比較してみましょう。

各折れ線の始点は実績値なのでシンボルを四角にしてます。

予測が外れる度に、新しい予測を上方修正してて、なんかズルいような・・・。

この感じだと2015年予測の「東京都の人口が2035年に下落に転じる」という見込みも、「もっと先の話なのでは?」と思えてしまいますね。

予測精度を計測

次に予測精度を「MAPE(メイプ)」という統計量で測ってみました。

MAPE(Mean Absolute Percentage Error、平均絶対誤差率)は、精度を誤差のパーセントとして表します。たとえば、MAPEが3のとき、予測値は実績値と比べて平均的に3%程度ずれるということを意味します。定義は以下のとおりです。

2000年、2005年、2010年の将来人口予測値について、それぞれ都道府県単位、市区町村単位でのMAPEを計測してみました。

都道府県単位ではまあまあ当たるけど(誤差は3%未満)、市区町村単位だと結構誤差(MAPE)が大きくなっているようです。

特に2000年時点の市区町村予測値は10%前後外してますね。ただ、2005年以降はそれなりの精度を保つようになっているようです。

あと当然ですけど、予測対象が近いほど精度は良好で、遠くなると精度が悪化しますね。

まとめ

この投稿では国立社会保障人口問題研究所の人口予測値がどれくらい当たるのか調査しました。

その結果、市区町村単位の予測値はあてにならないが、都道府県単位だと15年後までに限定すれば誤差(MAPE)3%くらいの精度で予測できていることが分かりました。

ただし、東京都の人口集中は予測できてなかったようです。「東京都の人口が2035年に下落に転じる」という2015年時点の見込みも、なんか外れそうな気がします。

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