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自宅を購入するにあたり最低限押さえておくべき情報

多くの人にとって、人生で恐らく一番高額の買い物は家。しかし高額過ぎるが故に感覚が麻痺するのでしょうか、物件についてちゃんと調べず早まって購入してしまう方も多いように思います。
この投稿では、自宅を購入するにあたり、最低限押さえておくべき情報、将来人口の見通し、地価のトレンド(路線価・公示価)について、情報の取得方法をご紹介したいと思います。

将来人口の見通し

人口の増減には、社会増減(他県からの流入・流出)と自然増減(出生と死亡)がありますが、かなりの精度で推計することができるようです。家はそれなりに長期間住むことが想定されますから、10年後、20年後に住居の近隣が廃れてしまっては、売るに売れない悲惨な状況になってしまいます。将来人口の見通しとしては、以下のサイトで取得するのが良いでしょう。


国立社会保障・人口問題研究所
2016年7月現在、24年後の2040年後の予測値を市区町村単位で得ることができます。

ブラウザとしてgoogle chromeをお使いの方は、以下のサイトから視覚的に分かりやすく情報を見ることもできます(出典は同じ(地域経済分析システム)です)。2040年の日本地図、真っ青ですね・・・。顕著な人口下落が予想される都道府県ほど寒色になっています。


地域経済分析システム(RESAS:リーサス)

地価のトレンド~路線価を知る

まずは「路線価」。「固定資産税路線価」と「相続税路線価」がありますが、この投稿で取得方法をご紹介するのは、相続税および贈与税の算定基準となる「相続税路線価」です。後述します「公示地価」の8割程度が目安とされています。下記国税庁のサイトから取得できます。地図の道路上に1㎡あたりの価格が千円単位で記載されています。直近7年分の数値を取得することができます。

財産評価基準書路線価図・評価倍率表

地価のトレンド~公示価を知る

公示価は、国土交通省が土地の適正価格を一般に公表することを目的に発表している地価です。下記サイトから取得できます。


土地総合情報システム

市区町村別にある程度まとめられた平均的な公示価を知るには、以下のサイトがよいでしょう。

平成27年地価公示(国土交通省HP)

まとめ

この投稿では、自宅を購入する際、最低限押さえておくべき情報として、将来人口の見通し、地価のトレンド(路線価・公示価)についての取得方法をご紹介しました。途中で少し触れましたが、この投稿でご紹介した情報を見る限り、「地価」という点では地方都市の未来は暗そうです。不動産を持つなら首都圏、地方なら最低限、都市部の人気エリアに、と私は思います。

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