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M1グランプリ2015 審査員たちはどうみた?

2015/12/6(日)、5年ぶりに開催されたM1グランプリ2015が幕を閉じました。勝利の栄冠を勝ち取ったのはトレンディエンジェルでした。

この投稿では、誰が面白かった・面白くなかったではなく、審査員の採点の傾向について調べてみたいと思います。

採点結果からまず分かること

まず、採点結果(ラスト3組による最終決戦は含めず)を見てみましょう。

最終3行では、各審査員の最高点、最低点とその幅を掲載しました。佐藤さん(パンクブーブー)と富澤さんは点の幅が5点しかないですね(なんとなくお二人の優しい人柄が表れているような気がします)。石田さん、吉田さん、岩尾さんは点の幅が10点以上で、それなりにメリハリをつけてますね。

採点結果を順位化してみる

少し見方を変えるために、審査員ごとに全9ネタの得点を順位化し、エクセルの機能を使って濃淡をつけてみました。

ジャルジャルとトレンディエンジェルに対する評価が特徴的です。ジャルジャルはほとんどの審査員が1位あるいは2位であるのに、礼二さんと増田さんの2名はそれぞれ7位、5位と比較的低評価でした。逆にこの2人が1位評価したのはトレンディエンジェルでした。

相関係数をみてみる

次に審査員間の評価の関係性を測る目的で、相関係数(ピアソンの積率相関。計測対象は点数)を算出し、同様に濃淡をつけました。

少し、順番を並び替えてみましょう。

やはり、礼二さんと増田さん間では約0.7と比較的高い相関ですが、他の審査員とは低水準であることが分かります(吉田さん除く)。徳井さん、岩尾さん、哲夫さんの3者間も約0.7と比較的高い相関でした。

まとめ

礼二さん、増田さんの採点が特徴的でした。主観的な感想になりますが、二人は漫才の「技術」を重視して評価するタイプの審査員なのかなぁと思います。やはり観客の笑いの量など関係なしに、審査員独自の尺度でつけられた点数をみると、いいなぁと思いますね。

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